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浴衣でお出かけ ~長町武家屋敷 千田家とお抹茶時間~
先日、お教室の皆さんと浴衣でお出かけしてまいりました。
行き先は、4月に一般開園された長町武家屋敷跡の千田家です。
風格ある門をくぐると、静かな時の流れに包まれるような感覚に。
屋敷内には、水琴窟が設置されており、竹筒を通して聞くと澄んだ音が軽やかに響いてきます。
曽祖父様が作られたという、兼六園を模した見事なお庭も拝見し、
4代目にあたる奥様より、熱意あふれる丁寧なご説明をいただきました。
江戸末期から明治、大正、昭和初期まで、いくさ続きだった曽祖父さまの時代
張りつめた生活からひと時離れ、お酒を酌み交わしながら、庭を眺め、心を癒していたのかもしれません。
そんな情景を思い浮かばせる品々も展示されており、
歴史と暮らしがしっとりと溶け合う空間でした。
長い時を超えて受け継がれてきたものを守り、次代に伝えるということ。
その重みと尊さを肌で感じる機会にもなりました。
私たちもまた、着物という文化を楽しみながら、その魅力を次の世代へ繋いでいきたい。
そんな思いを新たにした一日でもありました。
その後は、「菓ふぇMURAKAMI Nagaya-mon店」へ。
長町店限定の冷たいお抹茶セットで、おいしいスイーツとともにひと休み。
ふだんはマンツーマンでのお稽古なので、生徒さん同士が顔を合わせる機会は多くありませんが、
この日は初めましての方同士も、浴衣という共通の装いを通して、和やかに会話を楽しまれていました。
好きなものが共通していると、自然と心が通い合うものですね。
皆さんの笑顔がとても印象的でした。
次回は秋に開催予定です。
また一緒に、季節と和を楽しむひとときを過ごせたら嬉しいです。
はかま着付け合同練習会 2回目
先週に引き続き、2回目の合同練習会を行いました。
いろんな人に慣れるため、相手をかえて着付けをします。
袴の着付けのポイント
・あまり衿は抜かず、きものは短めに
・半幅帯の結びは、袴から出ないように手尺ではかる
・袴が落ちないよう、帯の結びにしっかり乗せ、背中にぴったりつくように結ぶ
・袴のひもを交差させる位置を少し下にすると、袴のひだが押さえられて広がりすぎない
などなど
お互い一生懸命着付けをしながら、
「あれ? このひもは上から通すんだったけ?」
「あ、緩すぎ、袴が浮いている!」
「もう一度、やらせてくださーい」
と、おけいこに励んでいました。
最後はみなさん、
「これで、今から卒業式に行けますねー」(笑)
とても、和やかな練習会となりました。
はかま着付け合同練習会 人に慣れる!
3月は卒業シーズンですね。
卒業式と言えばはかま姿が人気です。
というわけで、本日ははかまの着付けを練習しました。
ふだんはマンツーマンレッスンですが、きょうは特別に合同練習。
師範科のみなさん二人一組でペアになり、
お互いに着付ける練習をします。
といっても、他人に着付けるのはほぼ初めてのみなさん。
いつも練習に使用している人形(トルソー)とは勝手が違います。
ですから、今日の一番の目的は
「人に慣れること!」
着付けの仕事を始めたら、いろんな人が来ます。
その場でその人に合わせた着付けをしてあげないといけない。
だからこそ、「まずは人に慣れることが大事!」と、先生のお言葉。
かんじんのはかまの着付けはまだまだおぼろげなので、
次回もがんばりましょう!